プロフディフ市紹介



プロヴディフの歴史

プロヴディフは、ブルガリア中部に位置するブルガリア第2の都市、およびそれを中心とした基礎自治体であり、プロヴディフ州の州都である。その人口は2010年3月時点の推計で376,103人であり、ブルガリアでは首都のソフィアに次いで2番目に大きい。歴史的なトラキア地方の中心としである。街は経済、交通、文化および教育の重要拠点であり、または国際的な文化的・経済的催し物の主催地となっている。 プロヴディフは6千年に及ぶ歴史を有しており、世界最古の町のひとつ、紀元前4千年ごろの居住跡が見つかっている。 歴史的なギリシャ語呼称である「フィリッポポリス」の名でも知られ、古代ローマに征服されローマ都市となる前はトラキア人が居住していた。中世でも、その戦略的重要性は高く、東ローマ帝国とブルガリア帝国との間で度々支配者が入れ替わった。14世紀にはオスマン帝国の手にわたる。1878年には、オスマン帝国の一部として新設された東ルメリ自治州の州都となり、1885年のブルガリア統一によってブルガリア公国の一部となった。 プロヴディフは、マリツァ川の両岸に広がるプロヴディフ平原の南部に位置している。歴史的に、7つの閃長岩の丘の上に築かれ、そこから発達してきた。7つある丘は大きいもので250メートルの高さがある。これらの丘にちなんで、プロヴディフは「7つの丘の街」と呼ばれる。ローマ劇場、円形競技場、地下遺跡エイレーネーをはじめとして、多くの古代遺跡が街中にみられる。

トラキア人  
紀元前3千年ごろからバルカン半島南部で勢力を拡大し、紀元前5~3世紀に最盛期を迎えた。勇敢な騎馬戦士として知られ、ギリシャのホメロスの叙事詩やトロイの木馬で有名なトロイ戦争にも登場する。金細工に優れ、04年にブルガリア中部で出土した「トラキア王の黄金のマスク」はエジプト・ツタンカーメン王のマスク以来の発見と世界を驚かせた。 ( 2009-09-03 朝日新聞)

プロヴディフの四季

プロヴディフは温帯に属しており、地中海からの影響を受けている。気温は夏と冬で開きが大きい。夏は通常、極めて暑く、乾燥している。冬は通常寒いが、時折地中海からの影響を受けて気温が上昇することがあり、その時はほんの数日の間だけ突発的に気温が上昇する。冬は寒く、大陸性の気候の特徴となる。年間平均気温は12.3度である。 7月の平均最高気温は32.3度であり、1月の平均最低気温は-3度である。平均湿度は73%であり、年間降水量は540ミリメートルである。街の周辺では風は弱く、年間の95%は風速1メートルに満たない。冷涼な季節には、特にマリツァ川沿いで霧がよく発生する。平均的に、年間33日は霧あるいは靄がかかる。

みどころ

旧市街:博物館と保存地区

考古学博物館にはパナギュリシテの宝物を含め数多くのトラキア人の遺品が収蔵されている。

プロヴディフ旧市街には、ブルガリア民族復興期の建築物が立ち並び、地区は歴史的保存地区に指定されている。旧市街はトリフルミエ(「3つの丘」の意味、ネベト・テペ、ジャンバス・テペおよびタクシム・テペ)地区にある。旧市街にあるほぼ全ての家屋が、民族復興期に特徴的な内装・外装を備えている。

アートギャラリー

プロヴディフは中世以来の図像学の伝統を有している。民族復興期には、数多くのイコン画家がこの地に集まり、活動した。こんにち、市内には30の画廊がある。プロヴディフ・アート・ギャラリーは19世紀に設立されたものである。同ギャラリーは4つの建物に合わせて5千を超える芸術作品を保有している。

演劇と音楽

プロヴディフ劇場は、その起源を1881年に創設されたブルガリア初のプロの劇団に求めることができる。

プロヴディフ・オペラは1953年に創設された。プロヴディフ・フィルハーモニーの楽団はヨーロッパのほぼ全ての国を訪れている。トラキヤ民俗合奏団は1974年に設立され、ブルガリア国内で数多くのコンサートをこなしたほか、42箇国での仕事を経験してきている。トラキア伝統音楽合唱団はグラミー賞にノミネートされたことがある。

スポーツと娯楽

プロヴディフ・スポーツ・コンプレックスは、東ヨーロッパで最大の複合運動施設である。同施設にはプロヴディフ・スタジアムに加えて複数のサッカー・コート、テニス・コート、プール、3キロメートルの長さを持つボート競漕場、レストラン、カフェなどがある。この施設は街の西部、マリツァ川のすぐ南のところにある。また、子どものための遊技場も備えている。施設は、散歩やジョギング、その他のリラクゼーションのために、プロヴディフ市民や、市外から訪れる人々がよく利用している。プロヴディフ・スタジアムは5万5千人を収容し、ブルガリアで最大のサッカー競技場である。

街の7つの丘のうち3つは1995年以降、自然保護区に設定されている。ブルガリアで最初期の公園のうちの2つがプロヴディフの中心街にあり、それぞれ市公園とドンドゥコフ庭園と呼ばれている。

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